2025.12.26

ITエンジニアこそ「社会人基礎力」が必要です

「エンジニアは技術力があればよい」
かつては、そんな考え方もありました。

しかし、実際の現場で求められているのは

技術力 × 社会人基礎力 です。

むしろ、ITエンジニアこそ社会人基礎力が成果に直結する職種です。

ベガシステムでは、この社会人基礎力を重視しています。
技術力を発揮するための土台として、日々の仕事や育成の中で大切にしています。

社会人基礎力とは

社会人基礎力は、経済産業省が提唱している、
「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」です。

大きく分けて、次の3つから構成されています。

  • 前に踏み出す力
  • 考え抜く力
  • チームで働く力

一見すると、エンジニアには関係なさそうに見えるかもしれません。
しかし、実務に当てはめるととても納得できます。

技術力だけでは価値にならない

ITエンジニアの仕事の成果は、「コードを書くこと」ではなく、「課題を解決すること」です。

そのためには、

  • 要望の背景を理解する
  • 仕様が曖昧な部分を確認・整理する
  • 納期や運用を踏まえて最適解を選ぶ

といった行動が欠かせません。
これらはすべて、社会人基礎力そのものです。

ITエンジニアこそ社会人基礎力が問われる

前に踏み出す力

仕様が足りないときに黙って手を止めるのではなく、「確認する」「提案する」「動く」ことができるか。
主体性のあるエンジニアは、自然と信頼される存在になります。

考え抜く力

要望をそのまま実装するだけでなく、
「本当に必要なのは何か」「もっと良い方法はないか」を考える力。
これがあるかどうかで、システムの価値は大きく変わります。

チームで働く力

開発は一人では完結しません。
技術以外のメンバーへの説明、レビューでの議論、進捗の共有など、
チームで成果を出す力が不可欠です。

まとめ

ITエンジニアにとって社会人基礎力は、技術力を活かすための土台です。

技術だけでは足りない。
しかし、社会人基礎力があれば、技術は何倍にも価値を持ちます。

これからのエンジニアには、コードを書く力と同じくらい、「人と仕事をする力」が求められています。

(IT事業部門 T.H)